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【キャリコン養成講座応用実習~講義録2】自己概念の理解①

第2回目の応用実習から、「自己概念」の
理解についての講義が続きます。

 

キャリアコンサルティングにおいては、
クライアントの「自己概念」は重要な
支援の対象となり、同時に、

 

コンサルタント自身の自己概念の理解を
深めることも大切になります。

 

応用実習2回目から、一気にカウンセリング
の核心を突く講義内容でした。

 

自己概念(自己イメージ)とは何か?

 

自己概念」という言葉は、日常はあまり
使うことはないかもしれません。

 

「自己イメージ」といった方が、まだ
ピンと来るでしょうか。

 

では、「自己概念」や「自己イメージ」とは
何でしょうか?ちょっと考えてみて下さい。

 

端的に言うと、

 

私は何者であるか?
あなたは誰?

 

の答えになります。

 

ロジャースによると、

 

「人は成長の過程で自己イメージ(自己概念)
を持つ」

 

と言っています。

 

同時に、他者との違いによってわかるものであります。

他者からの声かけにより、そうさせられる
ということもあるかもしれません。

また、他者からの期待やイメージにより
作られているとも言えるかもしれません。

周囲に受け入れられたいがために、防衛が
働いて、経験をゆがめてしまうこともあります。
(自己概念と経験の不一致)

 

カウンセラーは、この「自己概念」と「経験」
が一致していることが望まれます。

 

なぜなら、自己信頼感へとつながるから。

 

自分を信頼できない人に、
他者(=クライアント)との信頼関係を結ぶ
ことはできません。

 

自己開示(オープンマインド)をして、心の
防衛を外して、クライアントと向き合うこと
が求められます。

 

 

心の防衛を外すのが、カウンセリングの第一歩

 

心が弱い人だけではなく、全ての人の心に
防衛機制が働いていると言えます。

 

人は自己イメージが傷つかないように
防衛機制を働かせることによって、心を
守っています。

 

自己概念の周りに、色々な防衛で固めること
により、心を守っているのです。

 

 

その防衛が強ければ、強すぎる程、
心が破綻して、不安やストレスの原因にも
なります。

 

少しずつ防衛を取り払っていって、
防衛していた部分を自己概念に取り入れる
と、自己開示(自己概念が開示される)に
つながります。

 

まずは、カウンセリングの第一歩は、
この心の防衛を外して、自己開示をし、
信頼関係を築くことがとても重要になります。

 

信頼関係ができてくると、人は本音を
語り始めます。

 

そして、人は本音を話すことで自問自答が
生まれてきます。

 

この自問自答を促すことが、カウンセリング
では非常に重要になってきます。

 

 

カウンセラーが自己開示が必要な理由

 

皆さんは、「ジョハリの窓」って知っていますか?

 

「ジョハリの窓」とは、自己概念は人との
関係性(コミュニケーション)を通して、
自己を理解し、自己を成長させることができる
という考え方で、自己理解・他者理解で
よく使われます。

 

自分自身が見た自己と、他者から見た自己の
情報を分析することで、次の4つに区分して
自己理解・他者理解ができます。

 

 

 

① 開放領域=自分も他者も、自分のことを知っている

この領域が広いと、人は生きやすくなります。
なるべくこの領域を広げてほしい。

 

② 盲点領域=自分は知らないが、他者が、自分のことを知っている

他者からのフィードバックを受け入れること
により、盲点領域は狭まり、開放領域が
広がります。

 

③ 隠ぺい領域=自分は知っているが、他者は知らない自分の領域

この部分は、自己開示していくことにより、
開放領域を広げてほしい。

この隠ぺい領域が大きい人は、
カウンセラーとしては要注意です。

「何を考えているかわからない」
「得体のしれない人」

という印象を与えてしまう人は、
相手の恐怖心や防衛心を生んでしまい、
クライアントが心を開かない、
本音を言えないという状況を招いてしまいます。

 

④ 未知領域=自分も他社も知らない自分の領域

ここは、誰もが知らない領域になります。

誰もが、自分も他社も知らない自分を持って
いるものです。

 

だからこそ、自分や他社のことは決めつけて
はいけません。

 

 

この「ジョハリの窓」からカウンセラーが
学んでほしいことは2つ。

 

1点目は、

 

「決めつけ」をしないこと

 

誰にも自分では気づいていない領域を
持っているものです。

だから、人を決めつけない!

 

2点目は

 

まずはカウンセラー自身が自己開示をすること

 

オープンマインドでなければ、だれも本音
なんて話してくれません。

 

クライアントの自己開示を促すためにも、
まずは自らが自己開示をするという姿勢が
大切です。

 

最終的にカウンセラーに求められるのは、
良い部分も悪い部分も含めた、「人間性」
になっていきます。

 

 

【演習】キャリアコンサルタントの自己概念

 

「私は●●●」 ●●●に入る自分を表す言葉を思いつくままに書いてみましょう。

例: 私は、優しい。 私は、まじめだ。

 

ここで、漠然と「思いつくままに」と問題
には書かれてありますが、何とか最低20個
は考えてみて下さい。

 

なぜなら、20個くらい絞り出して考えて
書くことによって、思いもしなかったような
色々な答えが出てきます。

 

形式も、条件も全くありません。

 

「私は、●●●」

に当てはまる言葉を考えてみて下さい。

 

次に、20個書き出したら、その中でも特に
そう思うという5つに〇をつけてみて下さい。

 

〇がついた5つについて、その自分はどのように自分の中に備わってきましたか?

例:子供の頃に、小学校の先生からあなたは優しいと褒められたことがきっかけで、それ以来、常に人には優しくしている

 

どうでしたか?

「私は、日本人です」
「私は、40歳です」
「私は、女です」

 

と答える人もいるでしょう。

 

「私は、明るい」
「私は、責任感がある」
「私は、傷つきやすい」

と答える人もいるでしょう。

 

どれが正解ということはありません。

 

でも、自分が書き出したことをよく眺めて
みて下さい。

 

そこには自らの思い込みはありませんか?

そこには他者からの言葉が影響していませんか?

それは、他者との比較から生まれていませんか?

 

 

このワークは、「自己概念の視点」を考える
ことが目的です。

 

自己概念は、

 

幼少期の環境や親の影響や、他者からの目が
大きく影響しています。

 

昔はそんな自分が嫌だったけど、年齢を重ねる
と受け入れられていくものもあります。

 

ネガティブな部分も、過去の意味付けを変える
ことでポジティブに変えていくこともできます。「

 

だから、「決めつけ」をしないことが大切です。

 

本当に自分はそうなのかな?
演じていただけなのかな?
本当はそうじゃない?

 

可能性を狭めずに、「気づいていく」ことが
大切です。

 

いかに自らの思い込みがあるか、
決めつけない、常識を疑ってみる、
自分の知らない領域は必ずある、
物事の逆を見る練習

 

自己概念を考える際には、このような視点を
意識してみて下さい。

 

 

人生を振り返って「人間関係を通して自分が変化・成長できたな」と感じる経験を書き出しましょう。

例:会社の同僚から、自分の指示はあいまいでわかりにくいから部下が混乱していると教えてもらったことで、管理職者としてどうすべきか見直すきっかけになり、何をすればよいかがわかって自信につながった。

 

このワークの目的は、「自己概念の成長」です。

 

誰かの一言がきっかけで、自分自身が変化・
成長できたという経験を振り返ってみましょう。

 

大人になってからも、他人からの言葉を
受け入れられるという柔軟性が人には
あるものです。

 

でも、そこで「相手との信頼性」は
必須になります。

 

誰が言うか?誰に言われるか?が
とても大切で

 

お前になんていわれたくないよ!
と思われたら、無理なんです。

 

だからカウンセリングの基本は、

 

信頼関係構築(ラポール形成)

防衛解除

自問自答(良い質問)

自己の客観視

という流れが基本の流れになっていて、

 

まずは信頼関係構築をするために、
私たカウンセラーが、そういう存在に
ならなければいけないのです。

 

だから、常に「人間性」を考えて、
自分の枠を広げていくことが必要です。

 

第2回目、応用実習を終えての感想

 

今回は、「自己概念」というカウンセリング
の核ともなるべき重要なテーマの講義でした。

クライアントの自己概念の理解のための支援を
する前に、カウンセラーである自分自身の
自己概念の理解が必要ということで、
ワークも含めて、自分自身と向き合ってみた
訳ですが、

 

「いかに、自分自身のことがわかっていないか」
「いかに、思い込みや固定概念を通して自分を
理解していたか」

 

ということに気づいて、

 

「じゃ、本当の自分って何?」

 

という部分がわからなくもなってきました。

 

でも、この部分が「わからない」「何となく
漠然としか理解していない」状態では
他者のカウンセリングなんてできないのだな、

まずはとことん、自分自身と向き合わなければ!

 

という覚悟ができた、第2回目の授業でも
ありました。

 

特に、私自身は、小さな頃から優等生的
役割を演じ続けてきた部分もあり、
いい恰好を見せたい願望も強く、
防衛ががちがちに凝り固まっている事実を
突きつけられて、愕然としました。

 

この防衛を外していければ、もっと楽に、
自由に、自分らしく生きられるのかな~と
いう気がしています。

 

単なる、キャリアコンサルタント試験の
勉強だけではなく、自分自身の棚卸ができる
とは思ってもみませんでした。

 

まだまだ、講義は続きますので、一つずつ
自分の防衛を外しつつ、自己概念を理解する
旅を続けたいと思った1日でした。